中1生にテストの素点報告をしてもらったのだが、塾生のみならず塾外生も2極化が進んだようだ。露骨に2極化
が現れたのは、やはり「数学」。普段から途中式をしっかり書きつつもスピーディに演習が進む生徒は8割以上の得
点率が残っている(それでも情けない間違え方はしている…)が、普段からそそっかしい途中式を書く(改行すると
マイナスの符号が抜けたり、移項で符号をかえ忘れる)生徒は、7割前後の得点率となってしまっている。問題自体
に目を通すと、決して難易度は高くはない。キチンとした準備をした生徒がキチンと得点できる極めて標準的かつ良
心的な問題であったと思う。だから、ここで満足な点数が取れないということは、それなりの基礎計算力しかないと
いうことになる。基礎計算力が7割ほどでは、この先心細いよね…。
生徒たちには話をしたが、今回のテスト直しは特に大事にしてほしい。期末テストの範囲に
指定されるであろう「基礎整理」(学校課題)の内容も、今回の中間テストの範囲と大幅に被る。つまり、今回のテ
スト内容であった方程式をしっかりできるようにしておかなければ、期末テストも自動的にアウトということにな
る。学校の課題を利用して徹底的に復習を進めるというのは、成績アップの「王道」だ。初めて習うときは難しく感
じても、一度履修した内容を復習する際には、絶対に以前より理解しやすいはず。何より、解説を読みこんでも理解
不能ということはほとんどないはずだ。塾の授業は学校に合わせてひたすら進んでいくので、方程式の復習は基本的
には課題を通じて頑張ってもらうしかない。家庭学習で理解できる範囲は自分で頑張りつつ、理解しがたい問題は塾
に持ちこんで解説を聞いた後で解き直すというのが理想だ。文字式・方程式が満足にできなければ、今後の数学内容
の大半に悪影響がでてしまうので、今のうちに必死に練習しておこう。
向上心ある学伸塾生ならば、やれるよな?