中1生は「海の学習」が実施されていた関係で、中間テストの答案が2科目程度しか返却されていな
いクラスがほとんどでしたが、やはり「社会」の得点は2極化してました。前半の中学内容が「思考
力」を問う出題であったため、「なぜそうなるのか」を普段から考えていない生徒は対応できなかった
ということです。以前のブログにも書いたように、最初のテストにしては要求が過ぎるかなとも思いま
すが、今後の入試等も「思考力」を必要としますので、先を見据えればこのような出題も致し方ありま
せん。丸暗記一辺倒ではなく、普段から「なぜ」を追求する勉強に切り替えていくしかないでしょう
ね。その代わり、小学校の復習部分はそんなに手が加えられているような問題ではありませんでした。
マイペース教材で記号選択をしていた問題が記述式になっていた程度の変更でしたね。こちらは対応に
苦しむものではなかったはずです。(直しを記号で覚えた生徒は、点数が取れなかったはずですが、それは自業自得とい
うものですよ。)
結果として、基礎知識を覚えていれば7割程度までは取れるように作成してあり、「思考力」の有無
で得点差が生じるようになっていました。思考力や資料を活用する力があれば9割に届きますし、なけ
れば7割前後になってしまいますが、この傾向は(作成者を考えると…)今後も続くと思われます。
塾の通常授業は「基礎知識」の習得のため、今まで通りのやり方でいきますが、テスト対策の仕方は
若干工夫をしてみます。生徒たちも、学校の普段の授業を大事にし、尚且つ学校教材を進めるときは、
解説を隅々まで熟読し、「なぜそうなるのか」を追求するようにしましょう。今回、思いのほか点が伸
びなかった生徒は、やり方を変えない限りはまた同じ結果が繰り返される可能性が高いです。上手くい
かなかった時は、手段を変えるしかありませんからね。失敗から何かを得るのことができれば、それは
「経験」として自分の血肉となって残ります。何も得ることがなければ「ただの失敗」です。さて、前
者と後者、どちらをとりますか?