ここは「塾」であり、己を向上させる場である。
生徒たち(保護者含む)は学習の場を月謝を支払う形で買っていることになる。
よって、ケジメがないのは許されないし、他人へ悪影響を及ぼすような行為も許されない。
今回は、いろいろな物事に慣れてきて、気の緩みが出ている生徒を一喝した。
聞けば私生活にも問題がある。
それを許す家庭環境にも問題がある。
一喝された生徒は、その後はさすがに気持ちを入れかえて頑張っていたが、その状態が続くことを切
に願う。これがいい薬になってくれるとよいが…。基礎能力は高いと思っているが、性格が能力の発揮を
妨げている大きな一因。どこかで喝を入れる場面が必要と思っていたが、それが今回となった。
まだ中学生だ。勉強以外にやりたいことなんていろいろあると思うけれど、「塾」へ来ている以上は
「授業」には真剣に参加しないといけない。保護者が月謝を払うことが当たり前という思考ではお話に
ならない。汗水流して保護者が稼いだお金を、自分のために使ってくれている。それは当たり前のこと
と思うようであれば、ろくな大人、ろくな親になりはしないだろう。自分で「やる」と決めて入塾した
のだから、指導者の指示に従い、吸収できるものは貪欲に吸収し、ひたすら向上しようと勉学に励む。
それが保護者にも報いることになる。何事においてもケジメは大事だな。
勉強だって、本気で取り組んだら、時間も忘れるくらい没頭できる。追及すると結構おもしろいもの
だと思うのだけどね。
まあいい。今回、1人の生徒が一喝されたことで、他にも間接的に喝を入れられた形の生徒もいるか
と思う。自分たちは向上するために「塾」に来ているんだという事を再認識してもらえればいい。