中2岡崎学力テストの成績報告をしてもらったのだが、あまりの惨劇に顔は青ざめた。
「これは…、ヒドイ…。😵」
あまりにも定期テストとの順位差が大きすぎる…。
下がった生徒に関しては、平均で34位ほどの落ち込み。ヒドイ生徒になると50位以上の落ち込み
も見られた…。本音を言ってしまえば、「こんなに下がるか?」という思いだ。
この結果をどう捉えたらいいのか。
ネガティブに捉えるのであれば、一にも二にも指導力不足ということになる。仮にも夏期講座まで実
施しているのだ。勉強時間は増えているのにテスト結果が伴わないということは、地力のつくような講
座ではなかったということ。実際に結果が残らなかったのだから、ぐうの音も出ない…。
一方、ポジティブに捉えるのであれば、生徒のありのままの実力が今回のテスト結果(実力テストと
いうことで、岡崎学力テストや模試の対策は敢えて実施していない)であって、学伸塾のテスト対策を
受けているからこそ、定期テストでは数十番も上の順位を獲得出来ているということになろうか。
でも、やはり指導している側の心情としては、前者の捉え方になってしまう。かなり厳しい現実を突
きつけられた形となり、半ば自信喪失気味…。時間を大幅に延長した指導を加えた上でこの失態。もはや
プロであることを自認すること自体がおこがましいレベルといえる。もう少し何とかしないとな…。
ただ、生徒に話はしたのだが、「塾に頼りきり」であっても伸びはしない。塾だけではダメなんだよ
な。塾と学校と家庭学習が三位一体となって初めて効果的に学力は上がる。どれ1つ欠けても効果は半
減してしまう。今の中2生はチェックテストの勉強はある程度やってはいる(仕上げきってはいない)
のだが、逆に言えば「それしか」やれていないともいえる。学校課題を有効活用できていれば、もっと
基礎学力は上がるはずだが、少なくとも塾でテキストをやるようには進めていないはずだ。岡崎学力テ
ストの過去問も学校から配布されていたはずだが、しっかりとやり込んだ生徒はほとんどいないだろう
と推測する。実際に中3生のように質問をもってくる生徒は皆無であった。“わからなかったら答えだけ
見て赤で写す”では意味はないんだよね。まぁ提出さえすれば学校の先生に叱られないというだけの理由
でやっつけ仕事をしているのだろうが…。このような思考では学力は向上しないし、まず志望校への挑戦
権も得られないだろう。それどころか進学先も限られてしまう。そろそろ危機感を持って自発的に勉強
に取り組めないと、いよいよ返済できないほどの勉強の借金を抱えかねない。そう思って貴重な授業時
間を潰して話に時間を割いたのだが…、果たしてどれだけの生徒の心に響いたかな…。生徒をその気にさ
せるのも塾講師の努めだから、生徒の心に火がつかないのであれば、それも僕の指導力のなさなのだろ
うね。