今日は、心底数名を退塾させようかと考えた。
塾に通わせてもらっていることを何だと思っているのか。
塾講師であり、親でもある立場からすれば「勘違いするな!」である。
塾に通わせてもらっている、勉強の場を与えてもらっているということは決して当たり前ではない。
そこを理解せず、全力で事に当たらないのであれば、少なくとも学伸塾にいてはいけない。
また、塾生として与えられたものをしっかりと身につけようという姿勢がなければ、やはりここにい
る理由はない。
すべては当たり前のようであって当たり前ではない。環境が用意されていることに感謝し、真摯に努
力を重ねなければならない。
そういった姿勢や気概、向上心を失ってしまったときは、この塾を「去る」時だ。縁あって指導する
ことになった生徒を退塾させるときは、こちらも断腸の思いではあるが、塾生としての条件を満たして
いないのであれば致し方ない。
もちろん、本人に変わろうとする強い意志が確認できれば、チャンスは与える。表面上の言葉ではな
く行動や姿勢で示してくれれば、それでよい。与えられたチャンスをどうするかは本人たち次第。
1日1日を大事に過ごし、今日もやり切ったと思えるような毎日を過ごしてほしい。成長著しい時期
だからこそ、いろいろなものを貪欲に吸収していかないと…。すべては未来の自分への投資なのだから。
頑張っておいてマイナスになることなんてこれっぽちもない。
数名の生徒を諭したあと、今度は全体に今の高校入試の現状や僕の「思い」は伝えたつもりだ…。
響いたのか、それとも響かなかったのか、それはわからない。ただ、生徒たちの目は真剣そのものでは
あった。響いたと信じたいし、変わってくれるとも信じている。あとは本人たち次第だな…。