「そりゃできんわ…( ̄▽ ̄;)」
成績の奮わない生徒たちの間違えた問題の解き直し方を見ている
と、そう呟きたくなる…。解き直しに“意味”をまったく持たせてい
ない…。
解き直しをするにあたって時間制限を設けているわけではなく、
各自が理解して解き直しができる準備が整ったら「直します」と申
告してスタートする形式なので、勉強時間は十分に与えている。よって解説をしっかりと
見て、理解をしてからまとめて直すべき(最低限プリント片面単位)なのだが、ヒドイ生
徒は1問ずつチマチマと直す。もっとヒドイ生徒になると、解き直しの最中に「あっ!忘
れた」となって途中で答えを取り出す。もっとも意味をなさないと感じさせるのが、「直
しますと」申告した瞬間に問題文も読まずに答えのみを書き出す行為。発見できた場合は
ズルした解答を消させて再度問題文を読んだうえで解答することからやり直しをさせるの
だが、こういう行為に出る生徒たちは一体何をしに来ているのかと思う…。早く帰りたい
だけなら、いっそ塾通いなど辞めるか、あるいは定刻通りに終わってくれる塾さんへ移籍
すればいいのにと思う。向上したくないなら学伸塾に来る必要はない。今の自分を変えた
くて入塾を待ってくれている生徒さんが他にもいるんだよ。そういう生徒を相手にしたい
んだよね、こちらも…。
一方で、予備知識まで書き込みながら、こちらが感心するような直し方をしてくる生徒
もいる。こういう生徒たちは例外なく成績が良い。能力も多少なりとも関係はしているの
はわかっているが、結局のところ、解き直しに対する意識レベルの問題が大きいのだと思
う。ここに至るまでのそういった間違えたものに対する意識と対処の積み重ねで「今」が
あるわけだもんね。こうしてできてしまった能力差はちょっとやそっとの努力じゃ埋まる
わけないよな…。