公立志望者たちの照準は、
3月5日に向けられている。
そこから逆算して、
12月の段階では、
今一度、
教科書を隅々まで熟読し、
資料にも目を通し、
徹底して基礎の確認事項をするように勧めた。
1つ1つの語句の意味を理解した上で読むのだから、
スッと頭に入ってくるはずである。
ただし、
短期間にかなりの情報量を処理しなければならないため、
一時的に脳が消化不良を起こし、
勉強量が必ずしも得点に結びつかない“スランプ期”に突入することがある。
しかし、
このスランプは、
演習を通じてアウトプットを繰り返すことで脳内が整理され、
脱出することができるようになる。
そろそろその時期に差し掛かってもいい頃だろう。
思考する材料が頭の中に入っているのであれば、
解説を聞いたときに腑に落ちるだろうし、
解き直す作業をしつつ、引き出しの数を増やし
地力が高められるはずである。
基礎を固めた生徒たちは、
ここからが一番伸びる時期。
どのような変わり身をみせてくれるのかを楽しみにしている。