どうにも…
小学校段階における学びが
定着していなくて
中学で苦しむ子が多いのが
気になるね…。
小学校高学年の学習内容は
その先の学習内容の土台となるもの
であるにもかかわらず、
“まだ小学生だから”
と軽視されがちなのが要因だと思われる。
小学生段階で
通塾を意識する生徒など
ほとんどいないわけだから、
そこは
保護者の方々が
もっと我が子の学習状況を注視すべき
だと思っている。
5・6年生において
カラーテスト(単元テスト)で
80点を下回るようであれば
“相当にまずい状況である”
という認識を持たなければならない。
また、
算数や国語ばかりにとらわれず、
5・6年生であれば
理科や社会にも
目を向けていただきたいと思う。
中学生を相手に授業をしていて
“こんな基礎的な内容も覚えていないのか!?”
と驚かされることが多々ある。
小学校段階で覚えてしまえば
中学でさほど苦労することもないはず
なのだが、
すべてを先送りにしてきた結果、
中学ですべてを覚えなければならない
という苦しみが生まれてしまっている。
これはシンドイよ…。
一気に暗記量が増えてしまうと
覚える訓練をしてこなかった子たちは
限られた時間の中では
覚えられないんだよ…。
多くの時間を費やしても
覚えられない自分に対し、
子どもたちは
やがて自信とやる気を失ってしまう。
そして
“自分は頭が悪いんだ”
と思い込み、
勉強することを放棄していく…。
我が子を
そんな風にさせたいですか?
すべてを
未来の我が子に押し付け、
目先の楽を選ばせるようなことを
させてはいけない。
保護者の方々の懸命な判断と行動が
我が子を
のちの苦しみから救うということを
ご認識いただきたい。