数学の基礎計算ができないことの背景に
小学英語が関係しているように思う。
読み・書き・そろばん(計算)
という学びの土台を形成するべき時期に
英語学習の比重を高めすぎるのは
いかがなものなのかな。
語彙力や漢字の書けなさ、
基礎計算力のなさは
深刻だと思っている。
九九が言えるからといって
掛け算を使いこなせるわけではない。
条件反射レベルで基礎計算がスラスラできる子は
肌感覚としては減ってきているように感じるし
分数や割合の感覚のなさも
心配になるレベルである。
中学内容の数学や理科で
割合に関する問題が出ると
露骨に正答率が下がるからね…。
もっと基礎基本を徹底して身に付けさせる
ということが必要だと思うんだ。
小学英語が教科化されたからといって
全体的な英語力が上がっているとは思えないしね…。
逆に英語嫌いの生徒が続出し
その子たちが早々に英語を諦め
平均点を下げていくことで
全体的な平均点はむしろマイナスになっているのでは?
とさえ思っている。
只々
英語格差が大きくなっているだけではないのかな。
できる子はできる、
できない子はとことんできない。
そんな二極化が
今後ますます進行していくのかと思うと
ゾッとするね…。
小学生のうちに
もっと学びの土台となる
読み・書き・そろばん(計算)を
しっかりと訓練しておけば、
中学での学びも
そこまで苦労しなくて済むと思うのだが…、
英語重視の傾向は変わらないんだろうなぁ…。