塾講師であるならば
誰しも
“わかりやすい授業”
を目指したことはあるだろう。
“学校の授業よりもわかりやすい”
と言われるぐらいでなければ
通塾してもらっている意味がないからね。
でも、
“わかりやすい授業”
にも弊害がある。
それは
生徒たちを
“わかったつもり”
にさせやすいということである。
単にわかりやすく説明しただけでなく
その先の
できるようになるまで繰り返す、
定着度合いをチェックする、
解き直しをして再現性を高める、
というところまで踏み込まなければ
目に見える成果は出てこない。
中途半端な成績で停滞している子は
“わかったつもり”
の状態にとどめていないかどうかを
再確認してみてほしい。
足りないものがあるから取り切れない
という事実が、
そこにあるのだからね。